容器、バルブ、アクセサリーなどを含めたワイン・パッケージの世界需要は、今後年間2.3%ずつ上昇して2020年には228億米ドルの市場規模になると予想されている。その成長は、主にヨーロッパでの1人当たりの消費量が2015年世界消費量の60%、世界生産量の65%から減少しながらも、引き続き緩やかながら世界全体のワイン生産量の増加によって維持されていくものと思われる。ただし、今後ワインの生産地がどこであるか、また生産されたワインが如何にパッケージされるかの変遷によっては、また新たなパッケージ形態への多岐にわたる機会が創出されるとも考えられる。ワイン容器としては長くガラス瓶が、その完璧なバリヤ性や半永久的なワインの保存性によって、好まれており、2015年に於いても全体の85%を占めた。しかしながらガラス瓶の重量による輸送コスト面での負担などから、そのシェアは減少しつつあるのが現状である。
8月5日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ