フィンランドを本拠とするMetsa Board社が、スウェーデンの同社Husum工場での上質紙生産に終止符をうったことが分かった。同グループ関係者によると、同工場は既に7月に上質紙巻取りの生産を止めており、今年下半期のうちに現在同工場で在庫となっている製品を販売に回す予定としている。同社は2014年末に、同工場を今後パッケージ生産一本での拠点に事業転換すると公表していた。その為、2機の製紙ラインを停機として、そのうち1機をライナーの加工用ラインに改造、新たに折りたたみ箱生産ラインを導入する計画としていた。これにより市場全体でみると、年間約60万トン分のグラフィック紙が減産されることとなる。
8月11日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ