現在破産手続きを進めているロシアの大手新聞用紙メーカーであるKondopoga社(K社)は、来年にも身売りするのではとの憶測が広がっているが、同国の大手紙パルプ・メーカーであるSegezhaグループとKarelia Pulp社は、このほどそれぞれK社買収に向け興味を示している旨、表明したことが分かった。Segezhaグループの親会社であるAFK社社長が現地メディアに語ったところによると、同社から約200㎞のKareliaに位置するK社の買い入れを視野に入れ検討を行なっているが、買収に向け実際に進行するかどうかの最終決定は未定としている。同様にKarelia Pulp社も同工場の経営権獲得に乗り出すものと思われると同社代弁者が公表している。Karelia Pulp社はK社に130億ルーブル(2億米ドル)の債権があり、K社への木材供給や紙販売なども担っている。
8月30日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ