ドイツの紙パルプ産業は、今年上半期6ヶ月の紙パルプ生産量累計で前年同期比わずかに数量を伸ばしたことが分かった。同国紙パルプ連合会であるVerband Deutscher Papierfabriken(VDP)によると、同国上半期の紙パルプ生産量は前年同期比1.1%微増(12万6千トン増)の累計約1千1百30万トンとなった。同半期の販売量ではわずかに前年同期比0.5%増で、同様の1千1百30万トンを示した。但し、調査によると、この半期での輸出向けと国内向けで全く違う傾向となっていることが判明した。国内向け販売量は同3.0%増の630万トンとなったものの、輸出向けは同2.4%減の510万トンとなったとしている。輸出向けの減少の要因は、主にEU域外への輸出が同9.8%の大幅減となったことが影響しているとしている。
9月8日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ