ロシアのVolga社は、同社Balakhna工場の現在のサーモメカニカル・パルプ(TMP)生産能力倍増を図る為、新たな高次サーモメカニカル・パルプ(ATMP)・ラインを導入することが分かった。2019年に稼働開始予定の新ラインは現存する設備と接合し、100%スプルースを原料としてN材パルプを生産することとなる。同社は現在、Andritz社と同ATMPラインの供給契約締結の詰めを行なっている。Andritz社によると、この新ATMPプラントは世界最大の単一ラインN材TMP生産システムであり、生産能力は日産850admtとしている。また、Volga社は2015年に不採算に陥っていた複数の新聞用紙ラインを閉鎖し、新たにTMPのみを原料供給する8号機を新設したとしている。
9月22日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ