中国を本拠とする玖龍紙業(Nine Dragons Paper)Holdingsは、ベトナム工場と中国工場で設置を進めている再生コンテナーボードの新ライン稼働が先送りされる見込みとなったことを、このほど公表した。ベトナムでは、同社子会社であるCheng Yang Paper社が運営する同国Binh Duong県の同社工場に新設予定のクラフトライナー年産50万トンの新ラインは、来年6月末に稼働予定と公表した。しかしながら、今年2月に開示された2015年12月時点での半期決算報告書に於いては、当該の板紙ラインの稼働は今年末としていた。同社は、延期の理由に関してコメントを出していない。一方、中国北東部の遼寧省瀋陽に位置する同社工場へ新設のテストライナー年産35万トンの新ラインは、現在2018年6月に稼働予定としているが、当初は2017年末の予定としていた。この遅延に関する説明もなされていない。
9月26日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ