タイの紙パルプ・メーカーであるDouble A社は、フランスに位置する年産30万トンの生産能力がある同社Alizay工場での操業を14週間の予定で休転を実施していることが、現地紙Paris Normandieのサイト上にフランスの再工業化問題を象徴する記事として掲載されたことが分かった。同社は既に今夏176人の従業員をいわゆる「技術的な失業」と称する状態に追い込んだ経緯があり、また2017年にも数度の一時的な生産停止を実施する計画であるとしている。同社によるこの休転措置は、ここ数ヶ月の過剰な生産量の結果としており、可能な限り工場の在庫を減らす目的であると、同紙は付け加えている。同社は、PPIヨーロッパからのコメントの要望に応えていない。
9月29日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ