アルゼンチンのティッシュ・メーカーであるPapelera Samseng社が、同国首都ブエノスアイレスから54㎞に位置する同社Pilar工場に於いて、新たな製紙ライン4号機を5月から稼働を開始させたことが分かった。設備はドイツを本拠とするGapCon社から購入、抄き幅は3,450㎜、設計スピードは分速2,000mで、GapCon社によれば、最大生産能力は年産5万5千トンとしている。Samseng社は創業1993年、Pilar工場にはあと3機の製紙ラインを保有、その生産能力合計は年産8万4千トンである。RISIの資料によると、アルゼンチンのティッシュ市場規模は中南米全体の約8%を占めており、2015年の同国全体の生産能力合計は年産30万4千トンとしている。同国のティッシュ需要の伸びは2005年~2010年に15万トン増え、2015年~2018年には更に4万トン上昇すると推測されている。
10月11日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ