オーストリアを本拠とするLenzingグループが、約1億ユーロを投資して同国LenzingとチェコPaskovに位置する同社DP(溶解パルプ)工場の拡張と近代化プロジェクトを実施する計画を、このほど発表したことが分かった。同社関係者によると、投資総額のうち、6千万ユーロはLenzing工場の高性能化に充てられ、残りの4千万ユーロはPaskov工場向けの費用としており、結果的に2年半後の2工場のDP生産能力合計で年間3万5千トン引き上がることになるとしている。プロジェクトの作業は既にスタートしており、段階を経て、2019年にはすべてのスケジュールを完了する見込みである。現時点で、Lenzing工場の生産能力は年産29万7千トン、Paskov工場は27万トンである。
10月13日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ