ブラジルでは今年の第2四半期に印刷・筆記用紙の需要が一時的に回復して以降は、市場関係者は10月再び購買意欲が弱まったと言及している。情報筋によると、8月後半同国大統領ジルマ・ルセフ氏の弾劾手続き最終局面後の一定期間の盛況に加え、10月上旬に行なわれた5,000を超える市町村の地方議会選が、市場への追い風となったものの、現在再び市場での販売は伸び悩んでいるとしている。今年の上半期20%以上の値上げに踏み切った国内上質紙サプライヤーが、昨今のレアル高を背景に価格の見直しを行なうのではないかとの購入者サイドの思惑もあるものの、この2か月間、輸入価格と国内価格はともに変化のない状態で推移している。
10月25日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ