EURO-GRAPHが発表した最新の統計によれば、8月欧州の新聞用紙、SC雑誌用紙、非塗工中質紙の出荷量は前年同月比で上向いたものの、塗工中質紙巻取りの出荷量は下降傾向となっている。8月の新聞用紙の出荷量は647,000トンで、前年同月比5.3%増と健闘、そのうち域内向けでは前年同月比3.5%増の520,000トンで、域外輸出向けも同13.5%増の127,000トンであった。一方、SC紙でも同9.7%数字を伸ばし335,000トン、そのうち欧州域内での出荷量では同10.7%増の280,000トンだったが、欧州域外輸出向けでも同4.7%増の55,000トンとなった。また、塗工中質紙では合計541,000トンで前年同月比0.8%微減、そのうち欧州域内向けで同1.0%微増で420,000トンも、域外輸出向けでは同6.8%減の121,000トンに終わった。
10月25日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ