ロシアの産業貿易省は、同国のバーチ材(樺の木)の輸出を一時的に制限するか完全に禁止するかの双方を視野に入れ画策していることが分かった。同省の声明文によれば、この方策は国内の木材市場の保護が目的であるとしている。仮にこれが施行されると、対象となるのはバーチの木材で直径が15㎝以下でなく、長さが1m以下でないもの(直径15㎝以上且つ長さ1m以上の木材)に制限を加えることになる。同省は、同国通貨(ルーブル)安が影響し、このところバーチ材の輸出量が増加したことによって、国内合板メーカーが原材料価格の高騰と品薄に苦しんでいると根拠を示したもの。ただし、現時点ではこの方策が政府によって批准されるまでの期間は不明としている。
10月28日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ