インドネシアを本拠とするAsia Pacific Resources International(APRIL社)が、同社の市販LBKP年産50万トン~60万トン分の供給能力を削減する方向で検討に入っていることが分かった。削減の対象となり得るのは、新たな製紙ラインでの稼働、パルプ・ラインの再活用、最終生産工程への原料供給調整までに及ぶとしている。アジアで最大の市販LBKPメーカーである同社は、現在、同国に位置するKerinci複合工場の生産能力年産220万トン、中国の日照工場の160万トンを合わせて合計380万トンの市販能力がある。一方、Kerinci工場は未晒上級紙の新ライン3号機が先月から稼働をスタートさせており、既存のライン2機と合わせて同品種の生産能力をこれまでの年産82万トンから115万トンへ引き上げた。
11月1日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ