フィンランドを本拠とするAhlstrom社(A社)は、このほどドイツOsnabruckに位置する同社子会社工場をKammerer Paper Holdings GmbH(K社)へ売却することで契約を取り交わしたことが分かった。両社は、今回の取引総額を公表しないとして合意している。A社は同特殊紙工場で、これまで壁紙原紙、ポスター紙に加え粘着ラベル用剥離紙などを生産、濾過特性事業領域の一部となっている。今回の売却によって、A社の年間実質売り上げは約8千万ユーロ減少する見込みで、調整後の営業利益へはわずかに好影響を与えるものとしている。今回の取引には、同工場への電力供給と水処理サービスを担うAK Energie社の株50%を含んでおり、同社は両社のジョイントベンチャーとなる。
11月7日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ