ドイツのFelix Schoeller社が、同国東部のWeissenbornに位置する同社特殊紙工場で人員削減と投資プロジェクトを実施すると、公表したことが分かった。同社代弁者は、今週初に開催された社内ミーティングで従業員が知らされた、同社が余剰人員の解雇を実施せざるを得ない状況に陥っているとの報告を改めて認めた。ただし、これに関する労使協議会での交渉は始まったばかりで、従業員の何人が解雇されるのかは不明。同社関係者によると、今回の解雇は同工場の将来性へ向けた施策の一環であるとしている。同工場では主に写真用印画紙の生産に特化してきたが、デジタル写真が一般化した為、市場は縮小してしまったとしている。その為、今後同社は同工場での生産品目を改めて見直し、別の製品を推進する方向で数百万ユーロを投資する意向。
11月17日付RISIから抜粋」
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ