環境専門家が、台湾投資による製紙プロジェクトがベトナムTien Giang省の最重要河川に加えメコンデルタにまで汚染が及ぶとして、同省管理組織に対して同プロジェクトからの撤退を求めていることが分かった。同国の環境科学技術大学院の代表を務めるLe Trinh氏は、建設進行中のDai Duong製紙工場が同州Tien川の環境に悪影響を与える恐れがあると多大な懸念を示し、同州管理組織に対しプロジェクトの中止を申し立てている。全長250㎞のTien川と200㎞のHau川は同国南部のメコンデルタ地帯に於いて、2大重要河川である。そのHau川は、既に香港上場企業の理文造紙の経営による製紙工場からの汚水の危機にもさらされている。
11月17日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ