フィンランドを本拠とするStora Enso社は、中国広西チワン族自治区に位置する同社北海工場に於いて、BCTMP(bleached chemi-thermomechanical pulp)年産22万トンの新ラインでこのほど正式に操業を開始したことが分かった。今後、semi-chemical pulpラインが板紙年産45万トンの同工場唯一の生産ラインと結合されることになるとしている。同工場は、以前は今年5月に稼働となったラインで生産する消費者用板紙向けの中間層の原料として市販のBCTMPを購入していたが、新ライン稼働でBCTMPに関しては既に自給自足が可能となった。ただし、主に飲料用紙器用や食品用板紙を生産する為の化学パルプは依然として購入に頼らざるを得ないとしている。
12月6日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ