ロシアのPerm州に位置するKama Pulp and Paper Mill社(KPPM社)が、新たな折りたたみ箱用板紙ラインの導入を計画しており、その生産能力は年産22万トンであることが分かった。Perm州当局の声明によると、同ラインの稼働開始時期は2019年第3四半期としている。同国のOtkritie銀行がそのほとんどを融資しているこのプロジェクトは、KPPM社の子会社Kama Karton社(KK社)が管理していくとしている。投資総額は293億ルーブル(4億6千万米ドル)で、導入予定の設備のほとんどはAndritz社製である。KPPM社は国内需要の65%を占有する意向で、輸出市場にも向けていくとしている。同社は、同国唯一のLWC紙のメーカーであり、また折りたたみ箱用板紙では初の国内メーカーである。
12月8日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ