ブラジル森林産業協会が公表した最新の統計によれば、同国11月のパルプ輸出量は前年同月比17.6%の大幅増で約100万トンとなったとしている。一方、同国11月のパルプ生産量も同10.5%増と好調に推移、約150万トンとなった。2016年1月~11月の同国パルプ輸出量累計では、前年同期比11.6%と大きく数字を伸ばし約1千170万トンへ到達、同時期の生産量累計でも同8.5%増の約1千7百万トンとなり、同国は世界最大の市販パルプ供給国の地位を確固たるものとしている。同協会の統計によると、2016年最大の購入国は中国で、その金額累計は前年比11.8%増の約19億米ドルとなった。ヨーロッパ向けは同14%減の約16億米ドル、北米向けは同8%減の約8億2千6百万米ドルであった。ただし、1月~11月の輸出金額累計では前年同期比1.2%減の約50億米ドルであった。
12月20日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ