ブラジル森林産業協会が公表した最新の統計によれば、同国2016年1月~11月の紙消費量累計は前年同期比2.8%減の約820万トンとなった。また、同時期の紙生産量と国内販売量は安定しており、それぞれ約950万トンと約500万トンとなっている。一方、同時期の同国紙輸出量の累計は通貨レアルに対するドル高の追い風があり、前年同期比2.5%増の約190万トンとなったが、輸入量では同22.4%減の638,000トンに終わった。11月単月では、紙輸出量は特にパッケージ紙輸出減の影響が大きく、前年同月比2.9%減の165,000トンであった。国内大手メーカーのKlabin社は、通貨レアル安が当面は前年初のレベルには戻らないとして、再度国内市場への販売量を引き上げる方針を掲げた。
1月10日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ