ロシアの新聞用紙メーカーJSC Kondopoga社は、2016年同社工場からの大気汚染物質排出量を計測した。その結果、いくつかの大気汚染物質の排出が著しく減少しているとしている。例えば、二酸化硫黄のレベルは2015年と比較して2016年は年間955トン減、使用済み石炭排出量はゼロであった。2011年は使用済み石炭排出量は年間7千トンであった。2011年に、熱電供給ボイラーのエネルギー源をそれまで使用していた石炭、残留オイルから天然ガスに切り替える改良プログラムを完了して以降、二酸化硫黄排出量は年間95%以上(1,000トン)削減し、使用済み石炭排出量は無くなった。なお、この改良プログラム開始以前は、大気中の汚染物質濃度は健康被害に及ぶ限界値を超えていたことが指摘されている。
1月25日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ