先行き長期にわたる需要増が見込まれることに対応して、南アフリカを本拠とするSappi社は、南アフリカと米国でのDP(溶解パルプ)の生産数量を引き上げる計画であることが分かった。同社CEOによれば、今後の世界的なDP需要成長率は年間4~5%が予想される為、これより5年間で同社のDP生産を年間合計50万トン増量する計画であるとしている。南アフリカのNgodwana工場とSaiccor工場では、現状同国内でのDP生産量100万トンに加え、今年と来年で合計約10万トンの生産能力上積みを図るとしている。また、米国ミネソタ州のCloquet工場では、現在DP生産能力の3分の2しか稼働させていないことから、同工場でも10万トンの増量、更に30万トンの低コストでの増産を目指して世界中で調査を行なっているとしている。
2月2日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ