中国南西部の同国直轄市である重慶に位置する恒安国際社の工場に於いて、3月前半にも稼働を開始する年産6万トンの新ティッシュ・ラインの試運転に向けて、準備に拍車がかかっている。同ラインはオーストリアのAndritz社製で同工場23号機となるが、抄き幅は5,600㎜、設計スピードは分速2,000m、直径18フィートのスチール・ヤンキー・ドライヤーが搭載されている。同社プロジェクト関係者によれば、同仕様で24号機となるラインも2ヶ月以内に同工場で操業開始となる見込みである。現在、重慶工場では2機のティッシュ・ラインがあり、年産合計は12万トンとなっている。香港証券市場に上場の衛生製品大手である恒安国際社は、中国全土に更に4生産拠点を有し、ティッシュの生産能力は年産合計116万トン、国内のティッシュ・メーカー第2位を誇っている。
2月23日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ