中国通関当局が発表した最新の統計によれば、1月中国の古紙輸入量は昨今の需要増にもかかわらず前月比15.1%急減となった。1月の古紙輸入量は合計約223万トンとなったが、これは中国ユーザーが約2ヶ月前に発注したものである。その時点では中国ユーザーは紙・板紙の生産量を増やしていたことから古紙在庫の積み増しを切望していたが、その後特に再生コンテナーボード分野でパッケージ用途向けの古紙価格が上昇し始めていた。しかしながら、輸入古紙の入手可能性が低いことから、その購入を制限せざるを得なかったとしている。海外からの限られた供給量によって、結果的に9月10月の大口購入につながったもの。1月の輸入量はどの品種でもおしなべて減少傾向となっている。OCCの輸入量は前月比10.3%減の約139万トンとなり、新聞古紙も同18.3%急減の約40万トン、雑古紙も同26.8%大きく数字を落とし約38万トンとなった。前年同月比では前年1月の約233万トンから4.2%減となった。
2月28日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ