ブラジル森林産業協会が公表した最新の統計によると、同国1月の全体の紙消費量は前年同月比3%減の742,000トンとなった。国内市場向け販売量も同4.9%減の424,000トンで、この減少は印刷・筆記用紙の同11.8%減、板紙の同7.3%減、ティッシュの同1.1%減などが影響したもの。1月同国の紙生産量合計は同0.5%減の862,000トン、一方板紙生産量も同5.8%減の49,000トンに終わった。また、印刷・筆記用紙は同1%減の205,000トンとなったが、新聞用紙とティッシュは前年同月とほぼ同じ水準で、それぞれ8,000トン、91,000トンであった。同月でもっとも生産量を伸ばしたのは包装紙で、同1.5%増の476,000トンとなっている。1月の同国紙輸入量は、前年同月比5.5%減の52,000トンであった。そのうち新聞用紙は前年同月の13,000トンから6,000トンまで53.8%大幅減となったが、印刷・筆記用紙は同15%増の23,000トンとなった。
3月7日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ