インドの段ボール・カートン・メーカーは、現在3方向からの重圧に苦しんでいる。まず、国際市場での原料価格の高騰、国内市場からの十分な原料調達が困難であることに加え、同国で昨年11月に公表された一部通貨廃止による日用消費財やその他消費財の荷動き悪化である。同国段ボール・カートン・メーカーは商品の梱包代が上昇し、消耗品自体の価格も上昇するであろうことを恐れているとしている。同国段ボール生産者委員会書記長によれば、パッケージングは製品の15%から60%を占めていると語った。それに加え、同国東部段ボール生産者協会の会長は産業界が需要の底上げを期待したことに反して、原材料コストやクラフト紙価格の高騰などで1月以降は多くの製紙工場が休転となるなど、状況は更に悪化したとしている。
3月17日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ