スロバキアのBukoza社が、同国東部Vranov nad Toplou近郊のKucinに位置する同社工場でライナーボード生産を立ち上げる計画を検討しており、それによって同社製品ラインナップの拡充を図る目的があることが分かった。同社が同地の地方自治体に提出するために準備した投資提案書によれば、晒L材パルプでできた上層と、再生ファイバーでできた下層とを有する白テストライナーを生産する年産7万トンの2層抄紙機1号機を建設することを検討しているとしている。同ラインは、米坪範囲80g~240gのライナーの生産が可能で、設計スピードは分速600mとなっているが、通常の運転スピードは分速400mだとしている。建設作業は2018年1月からで、ラインの稼働を2019年第3四半期と見込んでいる。投資総額は約2千5百万ユーロ、稼働に際して新たに50人の雇用が創出される。
3月29日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ