スウェーデン森林産業連合が公表した最新の統計によると、2016年同国の紙・板紙生産量合計は前年からわずかに減少、前年比0.6%減の約1千10万トンとなったことが分かった。また、市販パルプの生産量は基本的に横這い推移となって、約392万トンであった。その中で、上質紙分野が最大の落ち込みをみせ、前年比26%以上の急減、847,000トンに終わった。同様に、新聞用紙も大幅な減少で、前年比15%減の約101万トンとなっている。しかしながら、中質紙は健闘をみせ、同1.8%微増の約174万トンとなった。一方、パッケージング部門は好調に推移し、段ボール素材の生産量は同3.5%増で約217万トンとなった。また、折り畳み箱用板紙も同9.4%増の約287万トンであった。包装用紙は同6.6%増で、100万トン超とした。
4月13日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ