フィンランドを本拠とするStora Enso社が、ポーランドに位置する同社Ostroleka工場にコンテナーボード年産50万トンの生産能力を有する新ラインの導入計画を取り止めたことが分かった。同社によると、実現可能性調査(FS)を実施した結果、同計画を断念する結論に至ったとしている。同社CEOが第1四半期の決算報告の席上に於いて語ったところによると、この決定は、欧州で発表された新たな再生コンテナーボードの能力プロジェクトと自由貿易を何らかの形でもはや支持しない傾向がある現地の政治情勢を考慮した上で取られたものであるとしている。また、同工場の今回の設備増強の為の総資本支出は、当初350-400百万ユーロ(381-436百万米ドル)の範囲で試算されていた。 同ラインは、2019年に操業開始となる予定であった。
4月28日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ