中国通関当局が公表した最新の統計によれば、中国の4月市販パルプ輸入量は前月から一転、減少傾向で推移し、前月比11.3%減の196万4千トンを記録した。4月の輸入量減少は、前月比で22.7%急上昇をみせた2月到着分、同3.1%増でやや緩やかな伸びとなった3月到着分と2ヶ月連続で上昇をみせた反動とみられる。2月、3月の輸入量増は12月と1月に中国ユーザー勢の特にLBKP大規模購買が要因となったもの。しかしながら、2月の春節時期は例年購買活動が鈍る傾向となる為、結果的に4月到着分のLBKP輸入量は前月比5.7%減の900,305トンとなり、NBKPも同13.2%減の666,973トンに終わった。ただし、減少傾向となったものの、前年同月比でみると、LBKPが前年同月比48.1%急上昇したことで、全体では前年4月の169万8千トンからみれば15.6%高い数字となった。
5月29日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ