Euromonitor International(EI)が公表したデータによると、ブラジルのティッシュ市場は金額ベースでラテンアメリカの中で35%を占めて首位、その後にメキシコとアルゼンチンが追随している。現在、ブラジルは財政問題がありながらも、同国は依然世界ティッシュ産業にとって主要市場のひとつであり、5月31日~6月2日サンパウロで開催されたTissue World conferenceに於いて同国専門家は、ブラジルは1950年代からそのGDP以上に成長してきたと述べた。EIによると、同国ティッシュ市場は2020年まで年率3%で成長を続け、その市場規模は現在の年間23億米ドルから30億米ドルまで上昇するであろうとしている。また、現在の23億米ドルのうち、86%をトイレット紙が占めているとしている。同国ティッシュ市場は、経済活動の低迷にもかかわらず極めて好調な傾向を示しており、2010年から2016年の間に、GDP成長率は1.3%増であったが、ティッシュ生産は6%の伸びをみせたとしている。
6月6日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレードブログ