世界的なパッケージング大手でアイルランドを本拠とするSmurfit Kappa社が、オーストリアに位置する同社Nettingsdorf製紙工場に於いて、生産量を引き上げながら二酸化炭素排出量を大幅に低減する技術導入に数百万ユーロを投資するとしてこのほど公表した。今回のプロジェクトは、最新鋭の回収ボイラーを2020年までに、新たなスチーム・タービンを2022年までに導入するというもの。この装置は、製紙業界で最もエネルギー消費量が少ないSmurfit Kappa社のNettingsdorfが現在保有している業界をリードするポジションを強化するものであるとしている。この回収ボイラーは、同社グループが排出するCO2合計の1.5%分に相当する4万トンを同工場から削減することになる。
7月3日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレードブログ