フィンランドのKotkamillsグループは、同社が2010年にStora Enso社から分社化して以降、同国Imatraに位置するStora Enso Oyj社Tainionkoski工場より7号機を借りて 含浸用クラフト原紙(ラミネート紙)を生産してきた。この操業は同グループの工業製品分野の一部を占めていたもの。このほど、Stora Enso Oyj社は、Kotkamills Oy社に対して、同工場7号機リース使用が2018年末に契約上の期限を迎える旨の告知を行なった。これに対し、Kotkamills社は既存顧客への安定供給に加え、ラミネート紙の需要増によるニーズの高まりに対応する為、同国Kotkaに位置する同社独自工場の1号機の生産能力を引き上げる計画を進めているとしている。更に、同社はラミネート紙の外部調達分のキャパシティ向上への準備も始めている模様。
7月3日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレードブログ