ポルトガルの再生板紙メーカーPrado Karton社が、6月28日支払不能を申請したことが分かった。それにともない、同社Tomar工場での操業が停止された。同社の経営陣は「市場環境の予期せぬ急激な変化」による「多大な損失」を破産の理由に挙げ、特に今年は主要原材料価格が15%上昇し、適時に顧客に製品を配送することが不可能になったと語っている。また、同社は、増資を含む資金調達の代替候補を見つけることを目指したが徒労に終わったとしている。次のステップは、司法管理者が会社の責任を負う立場となって、すべての債権者と最良の選択肢を見つけるべく交渉することによって決定されるとしている。裁判所は、今後数日以内に司法管理者を指名しなければならないとしている。
7月5日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレードブログ