先月からスペインの港湾で発生したストライキ・キャンペーンは、同国の港湾労働者が雇用主との契約を結んだことでこのほど解除されたことが分かった。現地メディアの報道によると、港湾雇用者協会(Anesco)は、港湾労働者の雇用に対する組合の独占を抑制する新しい制度への3年間の移行期間の間、労働条件を変更することなく、就労者に対する完全な雇用保護を保証するとしたもの。同時に、港湾労働者側は一部の高齢者への10%の賃金引き下げと早期退職を認めたとしている。今回の紛争は6月5日に始まり、その後、港湾労働者は一連の波状ストライキを開始し、その期間は継続していたもので、労働者は、5月中旬に政府が合意した分野の雇用慣行の自由化に抗議して、EUの規範に沿ったスペインの政策をもたらすことを目指していたとしている。
7月6日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレードブログ