スペインのLC Paper社が、同国北東部Besaluに位置する同社ティッシュ工場に於いて、新たなバイオマス・ボイラーを始動させたことが分かった。これにより、同社は大気中のCO2を増加させずに、ティッシュ製品販売が可能となる。同機器の開設は、7月21日に実施された。同社によると、伝統的なティッシュ生産工程でのエネルギー消費量は、製紙1トンあたり約3,000kWhとされているとしている。今回の製造工程の根本的革新のお蔭で、同社はエネルギー消費量の数字を1,100kWhまで引き下げることとなるとしている。同社は、この1,100kWh は、CO2中立の設置面積を持つエネルギー源から来ると付け加えた。また、このバイオマス・ボイラーは、同国カタルーニャのImartec社によって設置され、地元の森林から採取される木材ペレットを最大毎時4,000 kg処理することができる。
7月27日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレードブログ