ロシアのNaberezhnye Chelny Paper Mill社は、ロシア管轄区Tatarstan共和国に位置する同社工場にある唯一の再生コンテナーボード・ラインを、高性能化の為、来年の夏に21日間停機とする計画であることが分かった。抄き幅4,200㎜、テストライナー、クラフトライナー代用品、段繰り加工など年産14万トンのラインを6月18日より停機とする予定。同社は今回の改良プロジェクトをオーストリアのAndritz社と契約しており、このプロジェクトにはPrimeAir Glide air turnを搭載した新たなサイズプレスと新たな2つのパルパーを搭載したPrimeReel pope reelの設置が含まれている。Andritz社はまた、製紙ライン用の新しい機械式および電気式ドライブ一式と品質管理システムを新設するとしている。今回の投資によって、生産スピードを米坪150g以下の抄紙については現在の分速600mから700mへ引き上げることを目指している。
9月21日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレードブログ