オーストリアのHeinzelグループが、約2千万ユーロを投資して同国のZellstoff Pols工場でのパルプ増産へ準備を進めていることが分かった。増産への作業は、10月に予定されている同工場の定期保守点検整備の休転期間中に行なわれ、NBKPの生産能力を3万トン引き上げ、年産45万5千トンまで増産する計画としている。旧式のパルプ洗浄工程と新たなウォッシュ・プレスの入れ替えを実施し、蒸解釜の後にくるプレッシャー・ディフューザーの高性能化も行なわれる予定。今回の再建に関して、主要設備はフィンランドのValmet社が供給するとしている。また、蒸気プラントの新たな濃縮工程はオーストリアのKarasek社が供給する。
9月27日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレードブログ