トルコのKipas社が、2機のパッケージ紙ライン導入に投資を行なう計画であると、このほど公表したことが分かった。同国西部エーゲ海地域Sokeに位置する同社工場へ、年産72万トンの2号機、48万トンの3号機が設置されることになる。同社によると、抄き幅8,100㎜の2号機はドイツのVoith社製で、塗工白パッケージ紙を生産するラインとして2019年末頃の稼働を目指している。また、抄き幅7,900㎜の3号機は、再生コンテナーボード生産用で、2020年中には稼働を予定している。現地メディアのインタビューに対して、同社Holding会社の会長は今回の5億米ドルの投資プロジェクトでは、これまで輸入品に頼ってきた紙グレードを国産品に置き換えることを目指しているとしている。2ラインが稼働を開始すると、新たに1,000人の雇用創出となる。
9月28日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレードブログ