ノルウェーのNorske Skog社Saugbrugs、Skognの両工場が、深刻な木材調達問題に瀕していることが分かった。同国の森林管理会社であるViken Skog社は、その現状に警鐘を鳴らしており、森林を所有するオーナーに木材出荷を呼びかけたとしている。同管理会社CEOによると、紙パルプ・メーカーはこの秋に予定される木材価格上昇分を吸収する為に、現状の紙製品の強い需要を利用することができるので、紙パルプ産業への木材配分量を増加させないといけないとしている。Saugbrugs工場は、現在フル操業となっているものの、在庫量は極めて低レベルとなっている。生産停止に追い込まれない様にすることが重要である。同工場の紙グレードは現在好調な需要に支えられているが、同社が所有権と財政面で進めている重大局面に於いて、木材不足による停機は非常に不運な信号となるとしている。
10月5日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレードブログ