ロシアのSegezhaグループが、11月3日に11号機となる紙袋用クラフト紙年産11万トンの新ラインを正式に立ち上げる予定であることが分かった。同社広報担当者によれば、同社の紙パルプ工場が位置するKareliaに於いて、新ラインは年内は高い有孔度(high porosity)のクラフト紙、エンボス・クラフト紙などのグレードを生産する見込みとしている。製品はロシア国内市場向けに加え、海外市場にも販売されるとしている。更に、同社はヨーロッパに点在する同社の加工拠点にもこれらの紙を供給する計画である。同11号機は、最高スピードが分速800m、米坪範囲50g~115gの紙を生産するとしている。今回の投資総額は、2018年中に新設予定のバイオマス・ボイラーも合わせて、130億ルーブル超(2億2千3百万米ドル)となっている。
10月10日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレードブログ