カナダのFortress Paper社(FP社)は同社パルプ部門であるFortress Specialty Cellulose Mill(FSC Mill)での生産を、9月27日に公表した予定より3日早く10月6日に、再開したと表明したことが分かった。同社は、加圧された補助ガス回収システムに不具合が発生した為、FSC Millで必要な修理を完了し、DP(溶解パルプ)生産をこのほど再開したとしている。FSC Millの社長は、同工場のチームがシステムの不具合を解決し、当初予想よりも3日早く操業再開を達成できたことで、その努力に感謝すると語った。更に、同工場は10月6日に通常運転を再開し、生産と熱電併給施設は平常通り稼動していると付け加えた。FP社は国際的に2つの異なる事業分野を運営しており、DPをFSC Millで生産、紙幣やパスポート向けセキュリティ紙をスイスの同社Landqart工場で生産している。
10月10日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレードブログ