フィンランドのStora Enso社が、同国の同社Skoghall工場に於いて、今週、新たな化学品プラントを稼働させたことが分かった。同社広報担当者によると、この1千6百万ユーロの投資プロジェクトは、労働現場の安全性向上と、二酸化塩素、二酸化硫黄の大気や河川への排出量削減を目指したものであるとしている。このプロジェクトには、パルプ製造に使用される二酸化塩素と重亜硫酸塩を製造する為の新たな工程装置と薬品貯蔵タンクが含まれているとしている。オランダのAkzo Nobel社が二酸化塩素マシンを供給、カナダのA H Lundberg Assosiates社が重亜硫酸塩の設備を供給する。RISIが保有する資産データによれば、同工場は今年創立100周年で、消費者向け板紙年産92万5千トン、CTMP年産71万トンの生産能力がある。
11月9日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレードブログ