スウェーデンのRottneros Mill社の生産能力開発の次の一歩として、同社取締役会はこのほどCTMPラインへの更なる投資を決議したことが分かった。CTMP Step2となる投資プロジェクトは、年間の生産能力を約1万8千トン引き上げを目的として、2018年秋には稼働開始を見込むというもの。今回の投資プロジェクトは、2016年に実施された最初のCTMPラインの増産強化となった同社の戦略的増産計画Agenda 500を継承するものであるとしている。Agenda 500によって、同工場は2017年第3四半期に従来の石油基盤のボイラーからバイオマス・ボイラーに入れ替えて作動させたことにより、同工場は実質的に脱化石燃料となった。また、浄化プラントの拡張は、2018年に稼働する予定の継続的な投資であるとしている。同社CEOによれば、同社は、高収率パルプの供給メーカーとして強力な地位を築いており、増産強化することで、CTMPの信頼できるサプライヤーとして顧客にとって魅力的なパートナーになることを保証するとしている。
11月14日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレードブログ