Eurostatが公表した最新の統計によると、2017年10月の季節要因調整後のユーロ圏19ヶ国小売業出来高は前月比1.1%減、EU28ヶ国でも同0.5%微減の推移となった。前月の9月は、ユーロ圏は同0.8%微増、EU28ヶ国でも同0.2%微増推移であった。2017年10月は前年同月と比較して、稼働日調整後の小売売上高指数はユーロ圏で0.4%微増、EU28ヶ国でも0.9%微増となった。10月ユーロ圏における小売業出来高の前月比1.1%減の主な要因は、食品・飲料・タバコの同1.3%減と非食品分野同1.1%減、自動車燃料でも同0.1%微減の下降推移とみられる。また、EU28ヶ国における小売業出来高の前月比0.5%減の主な要因は、食品・飲料・タバコ0.9%減、非食品分野0.8%減、自動車燃料は横這いと推測される。ヨーロッパの国別で、最も下落率が大きかったのはルクセンブルグの5.3%減、ポルトガルの2.3%減、オーストリアの1.9%減、逆に上昇をみせたのが、ルーマニアの1.0%増、イギリスの0.9%増、ポーランド、スロバキアの各0.6%増となっている。
12月5日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレードブログ