スウェーデンのSCA社が、同国Piteaに位置する同社Munksund製紙工場に於いて、表白のパッケージング紙白ライナーの増産に向けて、1億9千6百万スウェーデン・クローネ(SEK)を投資する計画であることが分かった。この投資によって、同工場の白ライナーの生産能力はこれまでの年産15万トンから20万トンへ引き上がる。この投資は、パルプ用木材が皮を剥がれる調木室とパルプ工場に影響を与える。同プロジェクトは、2019年5月に完了および運転開始予定となっている。同社社長によると、これは同製紙工場で、より付加価値の高い製品を開発する上で重要なステップであるとしている。なぜなら、昨今優れた印刷特性を有する白ライナーの需要が増加しており、この投資により、同工場での高付加価値製品の生産が増加し、一方、同社Obbola製紙工場でのクラフトライナーの生産を最適化することができると付け加えた。
12月12日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレードブログ