カナダからの新聞用紙や非塗工中質紙の米国輸入について、来月にも相殺関税とアンチダンピング課税(AD)に抵触すると予想して、カナダのCatalyst Paper社は米国顧客に対し、来月の値上げを示唆していることが分かった。これらの課徴金は、「米国政府が同社に課した費用を直接反映する」と同社は12月20日付の書状に明記したもの。米商務省(DOC)は、現在、米国の製紙メーカーNorpac社からの、カナダの新聞用紙や非塗工中質紙の輸出に於いて、不公平に価格設定されている、あるいはカナダの連邦政府や州政府から助成金を受けているという苦情を調査中である。本件のDOCの仮裁定は1月8日に出ると予想される。同社としては、その主張は「根拠がなく、メリットがない」と固く信じており、自らを積極的に擁護し続けるとしている。
12月21日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレードブログ