EURO-GRAPHが発表した最新の統計によれば、10月欧州の新聞用紙、SC紙出荷量はいずれも下落傾向での推移となったが、塗工/非塗工中質紙の出荷量は上昇している。欧州10月の新聞用紙の出荷量は前年同月比1.5%減の645,000トンで、そのうち欧州域内向けでは同5.1%減の497,000トンで、域外輸出向けでは同13.1%増の148,000トンであった。一方、SC紙出荷量も引き続き減少しており、同6.8%減の325,000トンで、そのうち欧州域内向けは3.3%減の277,000トン、域外輸出向けでは同22.6%大幅減の48,000トンとなった。また、塗工中質紙出荷量は合計557,000トンで前年同月比6.1%増、そのうち欧州域内向けでは同5.8%増で442,000トン、域外輸出向けでは同7.1%増の116,000トンとなった。一方、非塗工中質紙出荷量は、同3.1%増の212,000トン、そのうち欧州域内向けでは同7.1%増で180,000トンだったが、域外輸出向けでは同15.0%減の32,000トンであった。
1月2日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレードブログ