フィンランドのStora Enso社Veitsiluoto工場では、オフィス紙の生産がフル稼働に戻ったことが分かった。昨年8月初旬に同工場2号機の乾燥工程が、重大な事故によって深刻なダメージを受けていた。当時、同社広報担当者がRISIに語ったところによれば、機械メーカーが新たなシリンダーとその他複数のパーツを製造せねばならず、相当な時間が掛かるとしていた。また、もちろん顧客からの注文への対応は、同工場の別の複数のオフィス紙ラインとスウェーデンNymolla工場に於いて、最善を尽くす所存としたが、この状況は顧客への製品納入に影響を与えてしまうことは明白であろうと付け加えていた。8月の事故以降、同工場の2号機は、限られた生産能力でさえ生産を再開するまでにかなりの間停止したままであった。なお、現在、同社は同ラインのフル稼働を確認しており、12月一杯で修理が完了したことを報告でき喜ばしいとしている。
1月9日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレードブログ