イタリアの上級紙メーカーFedrigoni社が、このほど同国に位置する同社Pioraco工場の2号機を再稼働させたとして、地元メディアが報じた。2016年10月に同国中心部で発生した地震によって、工場建屋も生産ラインもほぼ全壊に近い状態となっていたもの。レポートによると、同工場1号機の方は今後新ラインと入れ替えをせねばならないが、同ラインは2ヶ月以内に搬入される見込みで、6月末までには運転を再開する予定となっている。地震の前までは、2機の抄紙ラインで上質紙年産5万5千トンを生産できたとしている。また、2017年8月に同社がプレスリリース上で公表したところによると、新たな2機の抄紙ラインと補完的な改良によって、同工場はパスポート、アート紙、高級包装紙向けの高品質紙をこれまでより20%増産が可能となるとしていた。
1月24日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレードブログ